ボリス・ミハイロフ 「昨日のサンドウィッチ」

VIEW2007-01-16

シュウゴアーツではボリス・ミハイロフの個展「昨日のサンドウィッチ」を開催します。ミハイロフは1938年、旧ソビエト連邦ウクライナの大工業都市ハリコフ生まれ。鉄道公社の電気技師であった28歳で写真を撮り始めます。
今回展示する「昨日のサンドウィッチ」の作品群では、二枚のフィルムを重ねて現像し、作家の意図したものと偶然性から生まれたものがひとつの画面に折り重なって存在しています。その一見シュールな画面からは、まるで絵画と対峙しているような感覚を得ます。これらは60年代後半から70年代にかけて制作されましたが、その背景には社会主義リアリズムという美学から離脱して、新しい「世界との対峙の仕方」への意思をうかがうことが出来、今日でも見る者に自由な意識を与えるのです。
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