内藤忠行「アフリカン・バイブレーション」

VIEW2007-05-13

20世紀を代表するジャズの巨匠、マイルス・デイビスの奏でるトランペットに触発されて以来、ジャズを映像化する取り組みを続ける内藤忠行氏の写真展です。氏は、ジャズに対する独自の解釈や思いを盛り込みながら、写真やデジタルフォトアートなどさまざまな表現方法を用いてジャズの魅力を伝えています。
本展は、マイルス・デイビスをはじめとした著名なジャズ奏者のポートレートのほか、ジャズの源流を生んだ地、アフリカの風景をとらえた写真を多数展示します。アフリカの気候や自然環境、そこに生息する野生の動植物は、ジャズを追い続けてきた内藤氏の感性と共鳴し合い、ジャズ奏者の内面に秘められた心象風景という形でその作品の中に登場します。とりわけ、体表に特徴的な縦じま模様を持つゼブラは、ジャズの旋律やリズムを想起させる格好の素材として取り上げられており、ジャズとアフリカの深いつながりを感じさせてくれます。
http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/african-vibe/index.html