『VIVO』展

VIEW2007-07-04

VIVO』は、1959年に若い写真家6人により設立されたセルフ・エージェンシーです。写真家自らの経済的利益と創作上の環境整備を目的とし、お互いの表現、独創性を尊重、重視する写真家共同体でした。メンバーは、川田喜久治、佐藤明、丹野章、東松照明奈良原一高細江英公VIVOとは、エスペラント語で『生命』を意味します。1961年にわずか2年で解散しました。
6名のメンバーは、『VIVO』時代の前後にそれぞれユニークな作品を発表し、日本の写真界に新風を巻き起こしました。『VIVO』は、日本の写真表現に大きな影響を及ぼした集団として評価されています。
写大ギャラリーは、1981年に日本ではじめて『VIVO』展を開催し、このときの作品をコレクションとして所蔵しています。本展では、26年ぶりに新たな構成で企画され、川田喜久治『地図』、佐藤明『冷たいサンセット』、丹野章『サーカス』、東松照明『NAGASAKI』、奈良原一高『王国1,2』、細江英公『おとこと女』等のシリーズから作品が展示されます。
http://www.t-kougei.ac.jp/arts/sc/topics210.php