杉本博司:時間の終わり

VIEW2005-11-07

2001年にハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど国際的に活躍する杉本博司。本展は1975年から2005年に制作された杉本の代表的なシリーズが初めて一堂に会する回顧展。
現実と虚像の間を視覚が往来する《ジオラマ》や《ポートレート》、映画1本分の長時間露光による《劇場》、世界中の水平線を撮り続ける《海景》から、20世紀の代表的な建築を無限大の倍の焦点で撮影した《建築》、最近作の《影の色》、《観念の形》まで、新作・未発表作品を含む約100点が展示される。
また、写真や光から派生して、近年は建築空間にも強い関心を持つ杉本は《護王神社―アプロプリエイト・プロポーション》、《影の色》で被写体となる空間を自らデザインしたように、本展全体の展示デザインも手掛けている。
http://www.mori.art.museum/html/jp/index.html