花人 中川幸夫の写真・ガラス・書

VIEW2005-11-14

前衛いけばな作家として知られる中川幸夫は1918年香川県丸亀市生まれ、既存の流派に属さず独自の「花」を発表してきました。その革新的な作品は、長くいけばな界では異端視されてきましたが、近年では現代芸術として多くの支持を集めるようになりました。
生の植物を素材とするいけばなは、存在する時間が限られています。中川幸夫は自ら写真を撮影することで「花」作品を残してきました。土門拳に薫陶を受けたというその写真は単なる仕事の記録にとどまらず、静物写真として評価を得ています。
本展では、中川幸夫自身が撮影したオリジナルプリントを中心に、花器という概念を超えた自身の手によるガラス作品、独創的な書が展示され、中川幸夫のいけばなのこころが紹介されます。
http://web.infoweb.ne.jp/MIMOCA/event3.html